ジャンルの壁

ボストンに戻ってから一度も更新していませんでした。今学期は単位が少ないのに意外と卒業制作で追われている毎日です。

私が所属しているエレクトロニックプロダクション&デザイン科では、卒業制作でやりたいプロジェクトによってメンターを選ぶシステムになっています。私はEPをプロデュースしているので、プロダクションが強い教授につく事にしました。彼は私と音楽の好みも似ていて、「このアーティストやばいよねー」って感じで気軽に話せるし、でも時には厳しくコメントもしてくれるし、とても頼りになる教授です。うちの学科には他にもプログラミング、ゲーム音楽、サウンドアートなどを専門にしている先生たちもいます。

最近作曲ばっかりしている毎日ですが、ふと気がついたのが、「どんな音楽書いてるの?」と聞かれた時になんて説明したらいいかわからないという事。これ、結構非常事態な気がするので、この投稿でなんとか解決できないかな。

私は一般的にIDM(Intelligent Dance Music)と呼ばれる音楽が大好きです。代表的なアーティスト達はAphex Twinとか、Robert Henke(エイブルトンの生みの親)あたりではないでしょうか。とりあえず、ありきたりなエレクトロニックなジャンルに当てはまらない音楽をまとめてIDMと呼んでいるんだと思います。少なくともアメリカではそうです。様々なIDMアーティスト達に影響を受け、自然と私もそれにあたる音楽を制作している気がするけど、「私IDM系の音楽書いてるんだよね〜」って言ってもどうもしっくり来ない。IDMってすごく幅広だし。そもそもIDMという名前そのものが気に入らなくて(EDMを見下してる感がやだ)私は大きく「エレクトロニックミュージックだよ」って言いたい。いちいちジャンルに無理して当てはめる必要ないと思うんだけどな。

てなわけで、私がオススメする"エレクトロニックミュージック"のアーティストを少し紹介します。まずはモジュラーシンセの神Richard Devine。このアルバムはほぼ全部彼がモジュラーシンセの即興演奏で制作したらしいです。リアルタイム感がやばい。この曲ほんとは7分ぐらいあるけど、フルバージョン探せませんでした。

次はHolly HerndonのChorusという曲。 彼女はスタンフォード大学で作曲の博士号を取得しているとてもアカデミックな作曲家で、max/mspで作ったカスタムのヴォーカルプロセッサーで声を変幻自在に操っちゃう人です。ビデオも日本のディレクターとコラボしたみたいで、日本のアイテムが飛び回ってるのが面白い。ほんだしとか、アタックとか。

 

普段あまりテレビやラジオなどでは耳にしない、とてもユニークなエレクトロニックミュージックですが、いかがでしたか。エレクトロニックミュージックって、本当に奥深くて、追求しだしたら止まらない、そんな魅力があると思います。皆さんも面白いなと思ったら、どんどん開拓してみて下さいね。

 

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